「Indigenous」と「Native」の違いってなに?

英検でときどき出てくる「Indigenous people」

「Indigenous(インディージニアス)」と「Native(ネイティブ)」はどちらも「先住民」を意味する単語です。

使い方はどちらも同じですが、フォーマルな状況、たとえば新聞などでは「Indigenous」が好んで使われることがあります。

では、ニュアンス的にはどうなのでしょうか?

実は若干の違いがあり、気をつけた方がよい場合があります。

 

「Indigenous」は少し差別

「Indigenous」の語源は「Indian(インディアン)」にあると言われています。

よってインディアンには「差別的」な意味合いが含まれており、ラテンアメリカの方達の中には不快に思われる方もいらっしゃるようです。

よって、ニュアンスの違いがわかりづらい日本人には「Native」を使用することが無難です。

 

カナダでは「First nation」と呼ぶ

カナダでは先住民のことを「First nation(最初の民族・原住民族)」と呼びます。

これはカナダのちょっと複雑な事情があります。

皆さんは「Eskimo(エスキモー)」という言葉を聞いたことはありませんか?

「Eskimo(エスキモー)」はかつてカナダで先住民を指す言葉として使われていました。

ところが、この「Eskimo(エスキモー)」という言葉は先住民によって正式に拒否されています。

そこでカナダ人は「Inuit(イヌイット)」と呼ぶことにしました。

しかし、いくつかの原住民族をさして「Inuit(イヌイット)」と呼ぶには少し無理がありました。

そこで固有名詞ではなく抽象的な「First nation」とすることにしたのです。

よって、カナダでは「Native」もしくは「First nation」と呼ぶのが通例です。

 

「Aborigine(アボリジニ)」はオーストラリアで使われる

「Aborigine(アボリジニ)/ Aboriginal」はオーストラリアの原住民に対して使われる言葉です。

ただ「Aborigine」には差別的なひびきがあり、現在では「Aboriginal」もしくは「Indigenous」が用いられるようです。

しかし、上記でも説明したように「Indigenous」には差別的な意味合いも含まれます。

 

日本人は「Native」を使うのが無難

ニュアンスのわかりづらい日本人には「Native」が無難なのかもしれません。

すべての地域で差別的な意味合いを持つことなく使用することが出来ます。

ローカルルールなどもあるかもしれませんから、もし海外に留学や滞在をする予定のある方達はその地域のルールに従うようにしましょう。

相手を傷つけるのはいい気がしませんからねっ!