同じ穴のむじな?イスラム教とキリスト教の神様は同じ!

宗教がわかると世界が見える!

宗教の話をするのを禁忌とする風潮のある日本。

見る人によっては、日本人ほど宗教を密着している文化はないなんている人もいますが(食事の際の「いただきます」や「ごちそうさま」の際に手を合わせる行為など)、やっぱりあまり宗教の話なんてしたくないですよね。

公然と「宗教」の話をすると、「変人」扱いされかねないですもん・・・。

でも、世界の中の人達は日本人が想像する以上に「宗教」と密着しています。

宗教を知れば、世界を知ることができる?

 

世界三大宗教って!?

世界3大宗教って、「キリスト教・イスラム教・仏教」じゃないの?って思われた方・・・、残念。

実は、宗教人口別(2014年)では

1位・キリスト教(全人口のおよそ33%前後)

2位・イスラム教(全人口のおよそ23%前後)

3位・ヒンドゥー教(全人口のおよそ13%前後)

が、安定の3大宗教です。

えっ!?仏教は????

仏教は全人口のおよそ7%前後で4位!。

しかし人口割合から考えると、わりとマイナーな宗教に分類できるかもしれませんね。

ちなみに順位は資料によって異なりますので、ご容赦を。

 

「あらためて」本当の世界3大宗教って?

「キリスト教・イスラム教・ヒンドゥー教」なんでしょ?

だって人口統計が示してるじゃんっ!

まったくその通りで、「なに、あらためて」って思った方もいるかもしれませんが、北米で3大宗教として認識されているのは「キリスト教・イスラム教」に加えて「ユダヤ教」を挙げるアメリカ人・カナダ人が多いと思います。

ユダヤ教徒の人口は全人口の0.2%程度ほどにしか満たないのにもかかわらずです。

これは「ユダヤ人」の歴史的・経済的影響力の強さが関係しているかもしれません。

たとえば、ユダヤ人で著名なところと言うと・・・

  • アルバート・アインシュタイン(物理学者)
  • カール・マルクス(経済学者)
  • スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
  • ダニエル・ラドクリフ(俳優・ハリーポッターシリーズ)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook)

などが思い浮かびます。

また世界の金融を牛耳っているのも、「ユダヤ人」なんて言う人も珍しくはありません。

経済音痴の著者でさえパッと思いつくの「ロスチャイルド家」。

「ユダヤ人=ユダヤ教」というわけではありませんが、社会に与える影響の大きさは絶大です。

 

キリスト教もイスラム教も、ユダヤ教から始まった!

上記ではユダヤ教の歴史的・経済的影響力について書きましたが、そもそもキリスト教もイスラム教もユダヤ教を起源にしています。

よって・・・、

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の神様は同じ

なんですっ!

それぞれの宗教において、それぞれ神様のことを・・・

  • ユダヤ教 ・「アドナイ」もしくは「ヤハウェ」
  • キリスト教・「ゴッド」
  • イスラム教・「アッラー」

なんて呼んだりしていますが、このすべてが同じ神様「ヤハウェ」を意味しています。

 

何が違うの?ユダヤ教・キリスト教・イスラム教

それぞれの宗教の聖典は・・・

  • ユダヤ教 ・旧約聖書
  • キリスト教・旧約聖書と新約聖書
  • イスラム教・旧約聖書、新約聖書とコーラン

を信仰しています。

また、それぞれの宗教の違いは、預言者の違いでもあります。

たとえば、

  • キリスト教における「預言者」は「キリスト」です。
  • イスラム教における「預言者」は「ムハンマド」です。

 

  • キリスト教は「ムハンマド」を預言者として認めていません。
  • ユダヤ教は「キリスト」も「ムハンマド」も預言者とは認めておず、預言者はまだ現れていないとしています。

「預言者」は「神」からの言葉を「民衆」に伝える役割があります。

ちなみに著者のキリスト教(カトリック)を信仰する友人は、イスラム教における預言者の「ムハンマド」を「ただの人」と言ってのけました。

この辺りの認識の違いが、宗教戦争になる理由なんでしょうね。

 

アメリカで誕生の第3局、「モルモン教」

ここからは余談になりますが、アメリカではキリスト教系の「モルモン教」がその信徒数を伸ばしています。

モルモン教は1830年にアメリカで誕生しました。

神の啓示を受けたアメリカ人「ジョセフ・スミス(Joseph Smith, Jr.)」が創始したキリスト教系新派で、旧約聖書・新約聖書に加えて「モルモン書」を信仰します。

「神様」からの「啓示」を受ける「現役」の「預言者」も存在します。

英語では「Church of Jesus Christ of latter-day Saints(末日聖徒キリスト教会)」とされ、厳格な教義に従います。

お酒もコーヒーも飲まないので、お酒好き・コーヒー好きの著者にはちょっと付き合いづらい人達なんですが、協力的でいい人が多い印象です。

そんなモルモン教ですが、2012年の大統領選挙で共和党から大統領候補として出馬したのが敬虔なモルモン教信者の「ミット・ロムニー」氏です。

身内の不用意な失言で大統領選には敗北しましたが、キリスト教系新派の躍進に世間は驚かされました。

ちなみに、日本で活躍した芸能人の「ケント・デリカット」さんはモルモン教徒と言われています。

最後に・・・

筆者がまだカナダに住んでいたとき、僕の友人の何人かがやたらと僕に親切にしてくれました。

そこで僕は、

「どうしてそんなに親切にしてくれるの?」

と訊ねたら、

「死んだ後に、神様のそばに行きたいから」

との答えが返ってきました。

そのときの僕の彼等に対する絶望感たるや・・・。

だって彼等は「彼等の利益のために僕に親切にしている」んでしょ?

決して、僕のために親切にしていたわけではないのです。

もちろん僕も、そこに困っている人がいたとして、本当は助けたくないんだけど、見過ごすと後味が悪いので助けるなんてことはよくあることです。

もちろんこれは自分のためにした偽善ではあるのですが、堂々と「自分が助かるために、人を助ける」的なことをいわれてもねぇ・・・、と言うのが僕の感じた本音です。

でも、カナダ人のこの行動原理が理解出来たとき、僕のカナダでの立ち位置をきちんと考えることができるようになりました。

いろいろ割り切って行動することができるようにもなりましたし・・・。

また、この出来事が、僕の宗教に対する興味を引き出したきっかけでもあります。

「世界を知りたいなら宗教の勉強を!」

この記事が、みなさんの宗教を勉強するきっかけになったら幸いです。

 

※ 宗教に対する考え方は、宗教・宗派・地域・時代によっても異なります。また、著者がカナダで経験したことを踏まえ、一般的と思われることを題材としました。どの宗教に対しても配慮した記事となっていることを切に希望します。

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